【体験談】転職成功したのに会社選びで失敗し即退職した人の末路

「転職したいけど失敗したらどうしよう」

「次の会社をどうやって選べばいいんだろう?」

「実際に転職した人は失敗していないのかな?」

そんな疑問を抱くことは多いですよね。

心配されているように転職には成功したものの会社選びを間違えていると結果として転職に失敗してしまいます。

今回は転職に成功したけれども会社選びに失敗し3ヶ月で退職することになったリエさん(仮名)に話をうかがい、実際の体験談と共にどうすれば転職で失敗しないかをお教えします。

なぜ転職に成功していたのにもかかわらず3ヶ月で退職することになったのか

リエさんと私とで実際に行った会話をご覧ください。

リエさんは今回なぜ会社選びに失敗してしまったんでしょうか?
当時、私はRubyを勉強していてRails(Ruby on Rails)を使った仕事をしたいと思っていたので、サーバーサイドエンジニアで求人をかけている会社を探して転職活動をしていたんですね。
ただ、Rubyで開発をしている会社は数が多くなかったので、同時にPHPを使っている企業も受けていました。
Rubyを使った会社からはなかなか内定がでなかったですか?
はい。
Railsはバージョンアップも早いですし、複雑なところがあるので5社受けた時点で感触が悪かったんです。
そんな中、PHPのサーバーサイドエンジニアで受けたWeb制作会社からWebディレクターでなら採用したいと提案されました。
話を聞いてみると、コーディングの知識も活かせるのと、将来的にはRailsの案件にも関われるとのことで、これはこれで面白そうだと思いました。
それで、内定を受けたのですが……。
失敗だったと。
はい。これが間違いでした。
実際にやってみるとWebディレクターの仕事って開発の仕事というよりは進捗管理の仕事だったんです。
入ってから一週間目くらいでこのまま働き続けるべきか疑問に思い始めました。
私がやりたかったのはコレジャナイって気づいてしまったんですね。
回ってないWeb制作会社にはよくありがちですが、Webディレクターと言いながら何でも屋だったりするんですよね。
そうですね。
その会社の仕事は完全に回っていなくて、まさに自転車操業でした。
それをどうにか回す人材としてWebディレクターが欲しかったみたいです。
転職活動をしていると、時には妥協しないといけない部分もあると思いますが、私は職種という一番妥協してはいけない部分を妥協してしまったんです。
転職の際は必ず妥協していい部分と、絶対に妥協できない部分はきちんと決めておいた方がいいです。
ですね。
給与や働き方、職種など譲れないところを決めてそこは押し通さないとダメです。
はい。
私が職種を変えると言うことを安易に考えすぎていたんですね。
今回の失敗でそこは思い知りました。
新しい職場で望む仕事ができるのかできないのか、企業を選ぶ際は冷静になって考えることが大事なんですよね。
内定がでなさそうだからといって焦ってしまったのが良くなかったです。

過去の仕事での失敗を活かせていなかった

実は今回そもそも、過去の仕事の失敗を活かせていなかったんです。
というと?
私は新卒の時もどこでも良いから内定が欲しいと思って、ある中規模の飲料水メーカーに就職し、生産管理という工場の生産スケジュール管理をする仕事に配属されました。
まさに、Web業界の進行管理のような仕事です。
過去に似たような管理の経験があるからWebディレクターの仕事もできそうだと思ったのですが、それが間違っていたんです。
もともと、私はその生産管理という仕事が嫌でエンジニアになったはずなのに、その辞めたときの気持ちを忘れてしまっていたんですね。
進行管理の仕事というのは「人に話しかけること」がとても多いんです。
納期までに仕事をやってもらわないといけないですから、仕事を頼んだり急かしたりしなければいけません。
遅れている箇所は「なぜ遅れているんですか?」などのように確認しなければいけなかったり。
要するに各所の調整作業や確認、依頼が仕事のほとんどなんですね。
でも、私はそういうことが苦痛だったんです。
人に嫌な顔をされたりするのも嫌いですし、無理にお願いするのが苦手なんですね。
だから、人から依頼をされる側だったり、人に話を聞かなくても自分だけで作業が完結する業種であるエンジニアを選んだのに、それを忘れていたんです。
転職をする際は、過去の仕事で嫌だったことを忘れないようにして、二度と同じミスをしないようにするべきだと感じました。
絶対にやりたくないことを自分の中で決めておかないといけないですね。

実際の仕事内容や現場の状況確認を怠ってしまった

また、現場の確認を怠ったのも間違いでした。
たとえば、面接で開発環境に関して確認したところ「普通の環境ですよ」という話をいただいたのですが、実際には認識とかなりのズレがありました。
そのズレはどういった感じでしたか?
私は開発を効率よく進めるためにMacBook Proでデュアルディスプレイを使いたかったんです。
あとはチャットツール(Slack)だけでやりとりが完結できたり、メールや電話は使わないイメージでいたんですが、実際には違っていました。
現場に入ってみるとMacはMacだったのですが、2011年の旧式のiMacでした。
しかも、やりとりもメールでやりとりされていて、ちょっとしたことでも即返事がもらえずストレスだったんです。
外線電話が鳴ることも多く、集中して作業することも難しかったですね。
ノートPCも支給されなかったので打ち合わせも資料を印刷しなければならず、とても古くさい印象を受けました。
さらに上司の理解が得られず「必要なので」と言っても一切聞き入れて貰えなかったんです。
Macに限らず古いパソコンを使い続けているところは開発効率よりも経費削減を優先しているので要注意ですね。
また、開発ラインが同時にどれくらい走っているかを確認するのと、実際の仕事の流れも面接で確認しておくべきです。
私はそこの確認ができてなかったですね。
仕事の流れも簡単には聞いただけで確認不足でした。
実際には複数のラインの掛け持ちが多すぎてアップアップの状態だったんです。
無茶な仕事の受け方をしている制作会社は兼務が多くなります。
複数の受注に対して同じ人間を兼務でアサインしないと利益が出せない状況になっているからです。
それは、そもそも妥当な納期や金額で仕事を受けていないということなので絶対に辞めた方がいいですね。
また、ブラック企業の場合は「転職会議」などを利用することで事前に社員の声を知ることもできます。

このように「労働環境が劣悪」「終日役員が社員を怒鳴り散らし」「社内の雰囲気は最悪」といったような口コミがある企業は避けた方が良いでしょう。
ありがとうございます。
今回はノブキさんのアドバイスを受けて新しい転職先を探すことができたので、私に合う理想的な職場が見つけられたと思います。

転職の際に会社選びに失敗しないためにできること

リエさんのように転職時にきちんと下調べをしておかないと、転職に成功したように見えて実際には失敗したということになってしまいます。

入った会社を短期間で辞めるとなるとあなたのキャリアにとって良いことはありません。

1度くらいなら大丈夫ですが、何度もこれを繰り返すようになると面接官から「定着性がない」「すぐ辞めてしまう」「面倒くさい人なのでは」というような印象を持たれてしまいます。

それだけではなく、職務経歴書上の見た目が悪くなると書類の通過率が悪くなるのでマッチする会社も少なくなるのです。

今回、リエさんには私を頼っていただけたおかげでリカバリーとして次の転職先を決めてあげることができました。

希望していたRubyの案件に携われるだけではなく年収もアップし、エンジニアが重要視される環境へ転職できたため、非常に満足しているようです。

転職をする際は妥協できない点をしっかりと決め、事前にできるかぎり会社の情報を集めるようにしましょう。