【内定率90%】面接官が教える転職が成功する最強の面接対策

私はエンジニアとして働いてきた18年のキャリアの中で5回ほど転職活動をしています。

転職エージェントを利用したり、自分で就活を行ったり、ビズリーチやLinkedInでスカウトされたりと、これまで52社と面接を行ってきましたが、そのうち41社から内定を戴くことができました。

50社というと数が多く感じるかもしれませんが、在職中にスカウトで声がかかることも多いので、このような数になっています。

そして、現職、前職では採用権限を与えられ、面接官として多くの求職者の採用の可否を決定したり、給与のオファーを出したり、といった人事としての経験も積み重ねてきました。

今回は内定率90%を誇り、かつ面接官としてもかなりの候補者を見てきた私があなたに「最強の面接対策」をお教えします。

そもそも面接とは何か?

前提として憶えておいて戴きたいのが、「面接」は企業があなたを見る場というだけではなく、あなたが企業を見極めなければならない場でもあるということです。

あなたは面接の場で「とにかく自分を高く評価してほしい」という気持ちは捨て、「あなたが働いたとして幸せになれる企業であるかどうか」を確かめる必要があります。

そうした視点を元に動くことで企業に対し対等な立場で向き合えるようになります。

そもそも面接官はあなたに面接の合否を出す権限を持っていますが、あなたもまた内定を出されたときに受けるか受けないかという権限を持っています。

しかしながら、半数近くの候補者は「最初に内定が出た企業の内定を受ける」という統計があるように、多くの候補者は「その企業に転職したら幸せになれるか」という視点が欠落しているため、結果として転職に失敗します。

ですから、あなたに内定が出たときに「受けるか受けないか」適切な選択ができるよう、企業を見極めるための質問を考えておきましょう。

企業の面接はあなたがテストされる場ではなくお互いがお互いを見極める「お見合い」の場なのです。

お見合いのポイントは何か?

企業とのお見合いで大切なことは、普通に男女のお見合いとあまり変わりません。

その人と一緒に暮らして幸せになれるか(=その企業で働いて幸せになれるか)ということです。

あなたが幸せになるためには、あなたの目的を満たす必要があります。

その会社で働くことであなたのやりたい事を実現できたり、高い給与を得ることができたり、また、持っているスキルを活かして活躍でき高い評価を得られたりといったことが目的となるでしょう。

ですから、転職によってあなたの実現したいことができるかどうかを確認する場が面接であると考えてください。

面接官を操る履歴書/職務経歴書の書き方

あなたが履歴書や職務経歴書を書くときに意識すべきことは「この書類を読んだ面接官に訊いて欲しい質問をするように仕向けること」です。

私は長年書類選考も担当していますが、やたらめったら細かく書いてある業務経歴書もあれば、すべての経歴が一言といったように大雑把すぎるものがたくさんあります。

とにかく細かく書いてあるものは読むだけでウンザリしますし、どこに注目していいか分かりません。

逆に大雑把すぎるものは面接官から経歴を掘り下げて訊いていかなければならないので効率が悪いですし、あなたにとって都合が悪い質問がされる可能性も高いです。

あなたが面接で主導権をとるためには面接官の意識を誘導し、面接官の質問内容を「あなたの能力をアピールできる方向」に持って行かなければならないのです。

学生であれば、卒業研究などについてアピールできる項目を選び、応募先企業の業務との共通点などを探し出し、あなたが研究などで身につけた能力で、どういった問題を解決したのか、これからできるのかを書き添えておきます。

これは職務経歴書の最初か最後に別で書いておくと目につきやすいのでおすすめです。

中途の転職でも同じで、「あなたが応募企業へ入ったらどんな貢献ができるか、どんな良いことがあるか」ということが面接官に伝わるように書くことです。

もしWebエンジニアでサービスに対し大規模なアクセスがあり得る企業へ応募しているのであれば、あなたがこれまで大規模アクセスに備えるためにやってきたことを書き記しましょう。

そうではなく、UIやUXといったユーザー体験を大事にしている企業であれば、どうやってユーザー体験を高めてきたか、を書いておくべきです。

履歴書から面接官に質問を探させるのではなく、あなたが意図的に質問を潜ませ、その質問をするように仕向けるわけです。

こうした「質問してほしいこと」を複数盛り込んでおけば、あなたが面接の主導権を握ることができます。

あなたが面接官を面接する方法

面接の質疑というのは面接官が主導で行われるものだと勘違いしていませんか?

あなたがあなたの有能さをアピールするためにも、あなたが質疑の主導権をとりましょう。

面接官の流れにあわせる必要はありません。

ただし、多くの場合はオープニングとして「まずは自己PRをしてください」と言われてしまいます。

では、そこからどうやって主導権を握るのかお教えしましょう。

主導権を握れる自己PRの仕方

面接ではダラダラと職務内容を読み上げたり、直近の仕事内容をあっさり話して終わりという方が多いですがこれではダメです。

理想的な自己PRの流れ
あなたが今までに出した一番大きい成果

技術的な志向性

志望動機

業務で出したい成果

このような順序でアピールするべきです。

「あなたが今までに出した一番大きい成果」を最初に持ってくるのはあなたの有能さを示すためです。

面接官というのは単純で最初の印象で「有能だ」と感じたら最後までその印象を引っ張ってくれます。

ですから、まずは面接官に「有能である」と感じさせなければなりません。

その後、今までどのような技術を使ってきたか、どの技術を使って応募企業でどのような仕事をしたいと考えているか、その仕事によってどのような貢献ができるかまでセットで話をしてください。

現職を辞める(辞めたいと考えている)動機を訊かれたらネガティブな理由ではなく、ポジティブな理由を話しましょう。

嘘をつくと面倒なことになる可能性もあるので、言い方を変えるようにします。

たとえば、「現職の上司は提案しても何も通してくれない!」というのであれば、「現職では、ある業務改善を提案したけれども、業績としてあまり良くないため改善が通らない。御社であれば、同様の業務をしており、業績も悪くないため改善できると考えている」といったような感じに言い換えるのです。

また、「なぜ弊社を志望されたのでしょうか?」といった質問には「理念への共感度」を示しておきましょう。

自己PRは非常に重要で、これが第一印象に繋がるため、その後の面接の方向性をすべて決定づけることになります。

面接官に好印象を与える受け答え

先ほどお伝えしたように職務経歴書に対して質問へ誘導する仕込みをしていれば、あなたが答えられない質問はまず出てきません。

それに対して、あなたの有用性をアピールできる内容を答えると同時に、面接官の知識や能力を問うような質問を混ぜていきましょう。

面接官をこれから一緒に働く可能性が高い同僚として捉え、逆質問を入れつつ単なる質疑ではなく議論にまで巻き込めると非常に印象がよくなります。

たとえば、その企業で行っている事業やサービスに対する技術的な質問が思いつくのでれば「それをどのようなアプローチで解決してきたか?」「現在残っている課題は何か?」といったように突っ込んで質問していくのです。

また、「もし仮に採用された場合に具体的にはどのような業務に就くことになるのか?」「履歴書/職務経歴書のどこに興味を感じて面接に呼んでいただけたのか」といったことはこの流れの中でしていきましょう。

多くの面接では最後に質問時間が用意されていますが、この段階で質問しておくことで、あなたの有能さが浮き彫りになります。

たとえば、自己PRを終えた段階で、「今回、このような面接のチャンスをいただけたのは、私のどういった点に関して興味を持っていただけたのでしょうか?」などと言っておけば、ほとんどの場合「あなたの専門分野、知見、経験(=強み)に対して興味を持った」という返答が来ますから、あなたは強みにフォーカスして話を進めることができます。

「その点(興味を持った点)に対して、どのような働き方ができれば、御社で働くに値するか?をご判断いただけるようにしたいです」などのように返しておくだけで、あなたの有能性はさらにアピールできます。

企業は必要があって採用活動を行っているので、あなたとのマッチングというものが重要になります。

あなたが企業にマッチするのであればお互いにWin-Winですし、そうでないなら不幸な未来しか待っていません。

ですから、先ほども言ったように面接とはお互いのマッチングがどうなのかを見極める「お見合い」だと考えてください。

応募企業に対し、

「どのようなポジションを採用したいのか?」

「課題となっている技術領域や必要人材は?」

「社内にはどのようなエンジニアが多いのか?」

「実際の業務のサイクルや判断基準はどのようなものか?」

の質問は最低限抑えておくべきです。

これらの答えと「あなたの得意分野」「やりたいと考えている仕事」がマッチするのであれば、転職はお互いにとって幸せな結果になるでしょう。

技術の質疑について

要求される前にGithubやブログ、Twitter、実際に作ったアプリといったものは提示しておくと印象が良くなります。

また、説明を求められたときに可能であればホワイトボードやノートPCを使った説明を添えるべきでしょう。

もしあなたが提示したコードやアプリに対して一切の質問がでないようであれば、その企業で働く価値はありません。

企業側があなたに真剣に向き合っていないということだからです。

質問された場合、今まで扱ってきた技術の問題点、課題などを列挙しつつ、それを今までどの様に解決してきたか、また、今後はどのようにしたいと考えているか、どのように出来るかを説明していくことで、あなたの有能さを強くアピールすることができ、議論する中で面接官の能力も分かってきます。

面接官の立場から

では、ここからさらに面接官の立場としてどうかを書き添えていきます。

面接が下手な求職者が99%

私も面接官を長年務めていますが、ほとんどの求職者は驚くほど面接が下手です。

面接マニュアルなどに従ってやっていても印象に残りませんし、最初の5分くらいで「ダメだな」という烙印を押されてしまいます。

ですから、あなたが「企業を見極めて判断してやる」という気持ちを持って挑む限り、面接官に対し圧倒的に強い印象を与えることができます。

お互いに「この人となら一緒に仕事をしたい」と感じて面接を終えられるように、相手を未来の同僚だと考えて挑んでください。

うまくいった感触がある面接では、採用権限を持つ人から「この場で内定承諾してくれる条件はいくらですか?」などと条件交渉までされたりします。

こういう場合も即決する必要はないので、お返事は考えさせてください、というので構いません。

相手はあなたが欲しいのですから、あなたが選ぶ立場になっている状況で相手のペースにあわせることはないのです。

転職エージェントはどう?

転職エージェントを利用することはまったく問題ありません。

ただし、転職エージェントの言いなりになっていると転職に失敗しやすくなります。

何故かというと、転職エージェントがあなたの能力を完全に把握しており、マッチングする企業を勧めてくれることはないからです。

先ほどもお伝えしたように「面接」という名前の「お見合い」で企業を見極めるのはあなたしかいません。

しかしながら、無料で使える上に、いい案件を持っていることは確かですし、面接の設定など様々な交渉を代わりにやってくれるのは非常に便利です。

ですから、転職エージェントを「正しく利用」しましょう。

転職エージェントの正しい使い方はこちらにまとめてあります。

IT業界に強く給与と待遇が上げられる転職サイト/転職エージェント3選

未経験の場合はどうすれば?

未経験というのは学生時代と同じく職務経歴がありません。

私は完全初心者からIT業界へ転職を考えたとき、まず業界にどんな技術、仕事、製品があるかを分析しました。

IT業界といっても様々な職種があるため、何も考えずに飛び込むとマッチングが失敗するからです。

その上で、目処をつけその業務を実行するうえで必要となる基礎技術を独学で勉強し、業界内で今後その技術がどのように使われていくかを考えました。

流行の技術をチェックし、今後の発展性について予測しつつ、評価されるアウトプットを出せるようになったところで人手が足りない急成長のベンチャーに飛び込んだのです。

これは結果として非常に成功で、ベンチャー企業の業務の中で飛び抜けたスキルを身につけることができましたし、給与や待遇も一気に攻城しました。

あなたが何かのプログラミング言語を学んだだけでは、単に継続的に努力できるということを示したにすぎません。

あなたが何をしたいから、どのような必要性があって、どのように技術を選択し、それを学んだのかを説明する必要があります。

そのため、あなたが出せるアウトプットを明確にすることにはこだわってください。

未経験でIT業界に転職する際に失敗を避けるためにやるべき3つのこと

最後に

今回は転職が成功する最強の面接対策をお教えしましたがいかがだったでしょうか?

お伝えしたようにほとんどの求職者は自分の有能さをアピールできていません。

ですから、転職活動で有利になるための必要なのはほんの少しの気づきなのです。

少しのポイントを抑えるだけであなたの転職活動は非常に楽になりますよ。

あなたの転職がうまくいくことを祈っています。